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中村江里「戦争とトラウマ」合評会

2019年 1月26日(土) 14時〜17時半 明治学院大学

 

□中村江里「戦争とトラウマ」の合評会が開催されました。参加者は約30名でした。

 この席で「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」は「日本の戦争、平和運動を俯瞰する」とする下記の文書を配布 

 し、文書内容に添い「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」への注目と支援を訴える発言をいたしました。

 

 

 

日本の戦争、平和運動を歴史の中で俯瞰する

 

 

 

 

 

□アジア太平洋戦争に関する兵士、家族の被害に関する運動。

 

1947年 日本遺族厚生連盟 会員数110万世帯 戦死者230万人

 

1952年 日本傷痍軍人会  会員数35万人  2013年解散

 

1979年 全国抑留者補償協議会  会員数14万人  2011年解散

 

PTSDの日本軍兵士 200万人(ベトナム戦争などの米兵の3割に発生と同率と推測)

 

2018年1月1日発足 PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会 会員数10

 

 

 

PTSDの日本軍兵士はついに自ら組織を作ることも声を上げることもできなかった。

 

201811日、戦後73年にしてその家族がようやく声を上げた。

 

しかし、日本社会に認知されるには程遠い弱小団体に過ぎない。

 

未来の歴史で語られるとき、時すでに遅く、PTSD兵士の家族も高齢となり、その運動は大きく広がらなかった、世にほとんど知られることなく消滅したと言われるかもしれない。

可能性は低くはない。悲しい事だが、だとしたら、それはどういうことだろうか。

 

その責任はひとり「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」に帰して良いのだろうか。

 

彼らの主体的力量不足、努力不足と片付けられていいのだろうか。

 

また、そこへの支援の運動がついに現れなかったとしたら仕方ない事だろうか。

 

日本人が戦争の全体の姿をどれだけとらえたと言えるのか。

 

日本の平和運動の広さ、底の深さは本物と言えるのだろうか。

 

 

 

「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」への

 

注目とご支援を心から呼びかけます!

 

 

 

「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」ホームページで・語り合う会で交流しましょう!

 

□国どうしの戦争は815日で終わった。しかし戦争神経症の復員兵とその家族の困難はそこから始まった。戦争体験により精神を病んで復員し、戦後の日本社会に順応できなかった日本兵がいます。彼らは安定した職業を得ることは難しく、共に暮らした家族には困難な生活が戦後も長く続いたのです。

 

□語られなかった父たちの思い、無念であったろう彼らの心の叫びを世に知らせたい。その為に「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」が発足しました。

 

□イラクに派遣された自衛隊員にもPTSDの隊員が出ています。帰国後に29名が自ら命を絶ちました。残された隊員家族の生活を考えてみましょう。

 

悲劇を繰り返していいのでしょうか。

 

□語られなかった復員日本兵・父たちの思いを掘り起こし、語り合い、交流し、次世代に繋げましょう!

 

https://www.ptsd-nihonhei.com

 

「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」代表 黒井秋夫 

 

連絡先 ☎080-1121-38881948年生まれ)

 

 208-0001武蔵村山市中藤3-15-4

 

qqkc6av9@ceres.ocn.ne.jp