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東京都内の病院職員研修会報告(10月25日)

10月25日(月)

東京都内の病院中堅職員研修会で黒井秋夫がお話しいたしました。

主会場は若い職員たち中心に25名が参加。他2か所をオンラインで結んで行われました。

お話しはNHKの放映された「目撃!にっぽん」などを30分見ていただき、黒井秋夫の父・黒井慶次郎がPTSDを発症した経緯、日本政府や軍(自衛隊)がその存在を隠してきたために日本軍兵士のPTSDが社会に知られず社会問題化しなかったことをお話ししました。「PTSDの日本兵の存在」を多くの人に知っていただくことが「戦争をしてはいけない」という世論を作り「日本が二度と戦争をしない。誰もが安心して暮らせる社会」に繋がると信じて活動していると説明しました。

また、下記のような「今日の主張」も強調いたしました。参加者からは「PTSD兵士への国の保障を考えているか」「黒井慶次郎の妻(黒井の母)は夫の戦後の姿をどう思っていたのか」というような質問が出されました。

黒井は「国に補償要求は考えていないが、PTSD兵士はいたのかの実態調査をして欲しいと考えている」「母には聞かないで終わった。”兄からこんな父とは離婚してほしい”と母は言われたと黒井に話した」ことなど答えました。

来年1月31日に2回目の研修会を行うので講演を依頼されました。

 

今日の主張

若い人たちに戦争で死んでほしくない!

1940年の国勢調査を参考に計算した。

20才~39才の男性は20996704人 

・徴兵検査を受けた50%が徴兵された。

戦争後の帰還兵の数 830万人

戦死者       230万人

兵士合計     1060万人

★徴兵された日本兵の5人に1人が戦死した。 

20才から39才までの10人に1人の男性が戦争で死亡した。

日本に軍事費はいらない!

防衛費(軍事費)比較!

2021年度予算5兆円

 国民一人当たり1年間の負担額 4万円

自民党の選挙公約 2倍に増額10兆円 

 国民一人当たり1年間の負担額 8万円

自民党の安全保障に関する選挙公約、以下の通り(抜粋)

自らの防衛力を大幅に強化すべく、安全保障や防衛のあるべき姿を取りまとめ、新たな国家安全保障戦略・防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画等を速やかに策定します。NATO諸国の国防予算の対GDP比目標(2%以上)も念頭に、防衛関係費の増額を目指します。

いかなる事態にあっても、国民の命や平和な暮らし、領土・領海・領空を断固守り抜くとともに、宇宙・サイバー・電磁波等の新領域における体制強化などの取組みをこれまで以上に加速化する必要があり、令和4年度から防衛力を大幅に強化します。