2019.12.12「おしゃべりカフェ」語り継ぎたい事・アンケート公開します。

 

2019.12.8 第5回「おしゃべりカフェ」

 

①従軍した父親・肉親への思い・語り継ぎたい事(参加の動機)を公開します。

 

★○○さん。

 

前回に引き続き、今回も参加することにしたのは、手をあげるなどの暴力こそなかったけれど、従軍した父親の言葉にならない痛み、苦しみ、哀しみを、少しでも感じられればとの思いからです。

 

 絶対服従を叩き込まれる初年兵教育は、海軍でもかなりなものがあったと聞きます。その父親は犬や猫をかわいがる優しいところはありましたが、何かのきっかけで、おもには母の心ない言葉だったとは思いますが、目が変わり、言葉の暴力、どなる暴言が激しく、わたしはいつもおびえていました。

 

 父は私には存在を否定するようなことは、ほとんどありませんでしたが、母には「誰のおかげで食っていると思うんだ!」とか「母親の資格がない」とかいうので、母はその腹いせでか、私に向かって「あんたなんかダメに決まっている」「私はあんたなんか生みたくなかった」と言い、ずいぶん大きくなってからも、「あんたはダメだ。だってあの父親の子どもだから」と言われました。

 

 父と母は子ども時代に、その親との葛藤が深く、信頼関係が築けなかったのだろうと思います。父と母は戦争中に思春期、青春時代を過ごした世代です。

 

 天皇が父、日本という家族の中で育ち、その父に裏切られ、その父(国家)が事実と向き合うことなく、誤りを認める事もなければ、表現できない怒りは自分の中で内向し、あふれたエネルギーが母に向かって暴走していたのではと、だんだんと、考えられるようになってからは、自分の中に渦巻く自虐のエネルギーが建設的な形で表現できるようになりました。

 

 心を閉じてきたという意味では、両親、私も引きこもりの一派ですが、少しずつ私の家族に起きたこと、私の心の変遷、全否定から自分のことを肯定できるようになった過程などを、戦争トラウマのことを軸にブログなどで書いていきたいと思っています。

 

②アンケートを公開します。以下の番号順に表記してます。

 

  本日の「おしゃべりカフェ」は何でお知りになりましたか?

 

  遠藤美幸さんの講演の感想をお書きください。

 

  「おしゃべりカフェ」全体の感想をお書きください。

 

  2020823日(日)予定の「おしゃべりカフェ」の希望などお書きください。

 

  その他、何でも。

 

★○○さん。

 

①インターネット。

 

②知らない事ばかりで、とても学ぶことが多かったです。実際に「戦場体験者」のお話しを聞き、研究されてきたからこそ伝わってくるものがあった。だからこそ、次の世代に語り合うことの大切さ、この会の意義が理解できたと思います。深く感がさせるお話しでした。ありがとうございました。

 

③初めてきました。来れて本当に良かったです。

 

⑤カレーごちそうさまでした。ありがとうございました。黒井さん、お体を大切になさってください。病から回復されますようお祈りしています。

 

*タコスの演奏も素敵でした。重い話がたくさんある中で、クールダウンというか、ほっとできる時間を作ってくださってありがとうございました。

 

★○○さん。

 

①遠藤先生の連載「世界」12月号で、家族が語り合う会を知り、ホームページを拝見して、今回のイベントを知りました。

 

②一つの戦場を明らかにするために、すごくこだわって現実に向き合われている姿勢や、おじいさんたちのお世話係として、その歴史観を否定せず、間に入っていくものごしの柔らかさが本当に素晴らしいと感じました。そういった先生だからこそ得られた真実だなと本当にお思います。

 

 戦友会とひとことで言ってしまうと、すごく保守的なイメージでそれこそレッテルを貼ってしまう、自分も最近そうではないのかなと思い始めたところですが、先生のお話を聞いて、右派との合い入れなさ、非親和性というところから、またそれを分かる事ができた気がします。

 

 戦場体験者の「戦争だけは絶対やってはいけない」という言葉を聞いて、少しホッとする気がしました。

 

③他の方々のお話を聞くのはやはりとても楽しかったです。実際に従軍の経験のある家族と暮らしてきた方のお話しをもう少し聞けたら良かったなと思いますが、それはやはり、今日初めて出会って話してもらえるほど単純ではないということだろうとなと思いました。

 

⑤こういった会を作られた黒井さんはじめ、清水先生の思いに触れ、行動力と新年の強さに感動いたしました。この会を知ることができ、また参加できて良かったです。

 

★○○さん。

 

③元日本兵の3割がPTSDということですが、この会はその3割の兵士たちの無念を語る会になりますね。黒井さんの今日の代弁はその象徴です!今後も大胆に発信を続けて下さい。

 

★○○さん。

 

④昼食を食べながらの「おしゃべりカフェ」はいかがでしょうか?

 

★○○さん。

 

③「PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会」とその懇親会に初めて参加させて頂きまして、大変感激しました。黒井さんと黒井さんの素敵なお友だちとご家族が、大事に大事にこの会を育んでいらっしゃることが良く分かりました。そんな努力があってこそ、神戸や名古屋から足を運ぶ人もいらっしゃるんですね。素晴らしいですね。